PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
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楽しかった市内散策を終えた翌日曜日には
普段よりゆっくりと起きてのんびりとした朝食を取った後、
ケンと二人でPPに向かいました。

もちろん工場は休みですが、ケンは自作の木製カヤックの製作、
私も自分でやりたい作業をするつもりで来ました。

まずは、先日自分でペーパーコードを編んだ112番の椅子にソープ(石鹸)の塗装をしました。

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いわゆるソープフィニッシュと呼ばれる塗装方法なのですが
あまり日本ではなじみがありません。

どんなやり方かと言えば、純度の高い粉石けんを水に溶いて
それを木製の家具に吹き付けて、乾いたら軽く研磨するだけという
とっても簡単な方法です。

デンマークでは主にアッシュやビーチ、オーク材など
比較的色の薄い、白っぽい木材の家具に
使用されることが多い方法です。

この塗装方法の特徴は、まずはなんといっても原料の粉石けんが
デンマークのどこででも、安く手簡単に入れられることです。

そしてこの体に優しい材料を使って、誰でも手軽るに塗装が出来ることです。

テーブルなどに使用するときには、日常使用していて汚れが気になり始めたら、
少しの粉石けんを水に溶いて、誰でも簡単にメンテナンスが出来ます。

難点と言えば、簡単にできる塗装ということだけあって、塗膜に強さが無いことです。

ですから、たとえば椅子をソープフィニッシュにした場合
手が良く触れる所は、どんなにソープをかけて丁寧に使っても
次第に手の油が付いていき、何年かしたらその部分はオイルフィニッシュのようなつやが出てきます。

ただデンマーク人の多くはこの変化を良いものとして捉えているようで
人体にも環境にも優しいソープフィニッシュは
木材という天然の素材にはとても適していると考えているようです。


112番の椅子にソープをかけて、乾燥を待っている間、地下の倉庫に行って次の「フースク」で作る予定の
ザ・チェア(503番)の材料を探す事にしました。

希望の材料はチェリー(桜)材です。
やはりPPではザ・チェアは売れ筋商品なので、材料のストックもたくさんあります。

たくさんあるチェリー材のザ・チェアのパーツを一つ一つ出しては、傷があるかどうか丹念に調べていきます。

せっかく作るので、傷があっても気に入った木目の材料を選びたいと思い、
結局倉庫にある全ての在庫を調べることになりました。

全てを調べた甲斐があって、なかなか良い材料が揃いました。
明日、社長にこれらの材料を使ってよいか確認しようと思います。

この日の作業は他に、ケンの友人のアンナに頼まれている乗馬用のキャビネットの製作もしました。


日常の仕事とは違って、自分の作りたいものをあれこれできる休日の出勤は
以前勤めていた日本の家具工場でも同じようなことを行っていましたので
場所は変わっても、自分は本当に作ることが好きなんだなあと改めて実感しました。




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Inagaki Design Works
http://www.inagakidesignworks.com
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by astayatppmobler | 2013-12-31 18:08 | PPmobler滞在記
トーマスの工房でぺ-パーコードを編んだ週末は
デンマークに来て約6週間目にあたり、PP滞在全日程の約半分を終えたことになります。

とにかく必死の1か月半でしたが
予想よりもかなり様々な仕事が出来て、多くの人にも会えることができたので
かなり上々の前半戦だったと言えると思います。

この週末の土曜日の予定は久しぶりの市内散策をすることにしました。

自転車でまず向かったところはf0271949_17362235.jpg
デンマークの老舗家具メーカー ルド・ラスムッセン(RUD RASMUSSEN)

ルド・ラスムッセンの工場はケンのフラットから市内へと向かう一本道の途中にあり
今まで何度も目にしていましたが、なかなか入る機会がありませんでした。

この工場は素敵なショールームを併設していて
ここにはPPの商品も置かれています。
PPにとっては同業者であると同時にお客様でもあるのです。

ルドラスムッセンという家具メーカーはコーア・クリントやモーエンス・コッホなどの
デンマークを代表する家具デザイナーの作品を製造している工場として
世界中によく知られています。

私はショールームの見学だけでなく、工場の見学もしたいと尋ねたら
工場見学は1年に1回、4月に行われているので、
その時に来てくださいと言われてしまいました。

今回のデンマーク滞在中に見学できればと思っていたので
なおも食い下がって交渉すると
工場の担当者に確認してみるのでもし可能なら連絡すると言ってくれましたので
自分の名刺を置いてきました。

残念ながら後日連絡が来ることはありませんでしたが、もし次回の工場見学の時に
タイミングよくデンマークに居たら、ぜひに行ってみたいと思っています。


次に訪れたのがケンに聞いたSmithという家具店。
ところが開店時間になっても一向にお店が開く様子がありません。
今日が土曜日の為なのか、それともこれがデンマーク流なのかわかりませんが
いつまで待っても仕方がないので、あきらめて次に行くことにしました。

次はしょっちゅう来ているイルムス・ボーリフス。
特に何かが欲しくて来ているわけではないのですが
色々な家具や雑貨類を見ているだけでとても幸せな気分になれる所です。
PPで作られている商品がどんなふうに売られているか、
また別のメーカーの新商品は無いかなど、あちこち見て回るだけで、
あっという間に時間が過ぎてしまいました。

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次に訪れたのは、
こちらもケンのおすすめの美術館 デイヴィッド コレクション。 
The David COLLECTION(http://www.davidmus.dk/en)

エントランスにはアッシュ材のザ・チェア(503)と
ポールケアホルムのテーブルが使われていて
館内そのほかの場所にはチーク材のザ・チェアがたくさん使われていました。

館内がとても広く、収蔵品もかなりたくさんあるのですが、
なんと入館料が無料!

美術品好きな方にはとてもお勧めのスポットです。





色々市内を見て回って満足して帰る途中で、
いつもよく行くスーパーマーケット イヤマ(IRMA)によってショウガやバナナなどを買って帰りました。

この日の夕食は生姜焼きとみそ煮込みうどん。

ケンと二人でおいしく夕食を食べた後は
二人でお茶を飲みながら、ケンが昔行ったアフリカ旅行のスライドを見ながら楽しく過ごしました。





Inagaki Design Works
http://www.inagakidesignworks.com
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by astayatppmobler | 2013-12-05 17:21 | PPmobler滞在記