PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
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体調も完全復活し、PPでの研修も2ヶ月目に入りました。

この時の仕事は色々なデザインの椅子の笠木(背が当たる部分)の
仕上げ削りをして、完成させることでした。

ウェグナーのデザインした椅子は笠木に特徴があるものが多く
彼のデザインエッセンスがちりばめられている気がします。

これらの仕上げ削りの作業は
ウェグナーのデザインを深く理解するうえでとても有益で
何よりも自分で笠木を削って仕上げていくこと自体が
楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。


 デザイナーであるウェグナーとメーカーのPPとのコラボレーションの中の
 素晴らしい事の一つに
 機械加工と手加工のバランスの良さがあると思います。f0271949_1544452.jpg


 私が仕上げ削りをする前段階では、 色々な機械を使って、
 笠木に対し後ろ脚などを接合するためのほぞ穴などが
 正確に掘られています。
 一方、機械では削りきれない細やかな細部に至っては、
 職人が一つ一つ丁寧に仕上げ削りをしていくのです。

 PPで作られている家具の多くは、ウェグナーデザインの家具の中でも
 素晴らしいデザインで高級品に分類されるものが多いのが特徴です。

 良いものを作るということは
 デザイナーはメーカーの特長を生かすデザインをすることと
 メーカーは機械と人の両方の長所の最善を尽くすことによって生まれてくる
 ということを私に教えてくれました。

 家具デザイナーとなって仕事をしている今の私にとって
 この両者の関係性は、非常にレベルの高い、素晴らしいお手本となっています。


この日は以前事務所を下見に行っていた
日本人で家具関係の仕事をしているFさん、Mさんの事務所に行くことになっていました。
Mさんは女性の家具デザイナーさんで、デンマークの美術学校を卒業したのちに
Fさんと共にデザイン事務所を開いているそうです。

お二人といろいろ話をしていくうちに
今後の自分の方向性について、多くの望み(迷い)があることに気が付きました。

このままデンマークに滞在したいがその方法は?
家具デザイナーとして成功するにはどうしたらいいのか?
(当時は家具デザイナーにすらなっていませんでしたが(笑))
PPの商品を日本で販売もしてみたいがそれはいつするのか?などなど、、、。

やりたいことがいろいろとあり、それらは一度にはすることはできないので
とりあえず、今できることは
PPでの仕事を一生懸命やることと、デンマークにいる間にいろいろな所を見て回る事
ぐらいしか思いつきませんでした。


デンマークでの生活にも慣れてきたので
次第に自分の次の方向性について考え始めていました。





                                  毎朝見る美しい朝焼け

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by astayatppmobler | 2013-06-21 15:12 | PPmobler滞在記