PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

<   2012年 01月 ( 1 )   > この月の画像一覧

ある日、私と同じ研修生のコーから仕事が終わった後
「イワオもフースクを作りたいかい?」と聞かれました。f0271949_20191950.jpg

「フースクって何?」

直訳すると失敗とか、
仕事をやり損ねるというような意味らしいのですが、
ここPPでは少し違った意味で使っていました。


家具を作っていく過程では、
隠れていた節や割れが出てきてしまったりして
製品としては使えなくなってしまったパーツがでてきます。

これらのパーツは捨てずに、
地下倉庫に他のパーツと共に保存されているのですが、

職人たちがこれらのパーツだけを集めて、時間外に自分で作るのなら
自分の家具として無料(!)で持ち帰って良いというルールがあるそうです。

この家具の事をPPでは「フースク」と呼んでいるそうなのです。


今、コーが作っている椅子はウェグナーがデザインしたNo,112という、
曲げ木とスピンドルを使ったウィンザースタイルの椅子でした。

「もし、この椅子が好きで自分でフースクを作ってみたいのなら、
一緒に組みあげた方が能率がいいだろ?」と言うのです。

f0271949_20194814.jpg

   「フースクを作りたいのなら
   下の倉庫から傷の入ったパーツを探して来よう。」

   そういってコーは私と一緒に倉庫に降りて行って、
   1つ1つ傷や節の入ったパーツを探してくれました。

   椅子1脚分の傷の入ったパーツが揃うと、
   今度はそれらを持って、社長のソアンのところへ行き、

   「イワオがフースクを作ってもいいか?」と
   直接掛け合ってくれました。 



社員ではない私にはフースクを作る資格があるのかどうか心配でしたが社長のソアンは快く許してくれました。


フースクという形でも、新しい椅子の組み立てを覚えられることは非常にありがたく、
しかも作った椅子が自分の物になるなんて、、、。

こんな、思ってもいなかったプレゼントが貰えるなんて、、、。

本当にうれしくて仕方ありませんでした。


その日の帰宅は、コーが自分の車でコペンハーゲン市内にある家具の製作を教えてくれる学校へ
連れて行ってくれるというので乗せてもらうことにしました。

この学校は以前PPで研修をしていた日本人が通っていたらしいと聞かされていたところだったので、
ぜひ行って見たかったのです。

車でその学校に行ってみると、ケンのフラットの近くにあり、 
もし通うつもりがあるなら歩いて通えるぐらいの距離でした。

コーと一緒に、短時間ですが構内の見学もできました。


今日はいろいろとコーにお世話になってしまいました。

コー、本当にありがとう。



                                   倉庫にあるザ チェアのストック

f0271949_202087.jpg

[PR]
by astayatppmobler | 2012-01-09 20:17 | PPmobler滞在記