PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
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31、PPでの仕事 1

PPでの仕事2日目。
今日も朝から木製トレイ削りの仕事でした。

昨日の作業でコツがつかめたので、さほどてこずることも無く順調に仕上がっていきます。

半日ほど過ぎた頃、1つ1つトレイを削りながら、ふとある気持ちが心に湧いてきました。


(俺、デンマークまで来て何やってんだろう?)

確かにトレイ削りも大事な仕事だと思います。

ただせっかくPPで研修させてもらって、しかも3ヶ月間という短い期間を実りのあるものにし、
自分としてもこの期間中になんらかの結果を出さなければいけないという覚悟でPPまでやってきたのです。

このままでは山のようにあるトレイの在庫をいつまで削り続けることか、、、。


(ここはデンマークだ、日本と違って自分のやりたいことをはっきりと主張しないと何も始まらない!)

そう思い、担当者のところにトレイを持っていきました。


「自分はご覧のように、トレイをうまく削ることが出来ます。
ただデンマークにこういう仕事をしに来たわけではありません。
今までの経験もありますので、もっと違う仕事をやらせてください。」


こういう内容の事を必死で英語で伝えました。

たぶん日本でこのような状況でしたら私はこんなにすぐにこういうことは言わないだろうと思います。
ただ、私は必死に説得しました。

私の削ったトレイを見ながら担当者は考えていました。

そして 「OK !何か他の仕事を探してくるよ。」と言ってくれました!


やったー!言ってみるもんだと思いながらその担当者を待っていると、
椅子の笠木を数本持って帰ってきました。

「これを削って」

渡されたのはウェグナーデザインのNo,58,68とよばれるダイニングチェアーのパーツでした!

完成品のパーツを見本にその方が丁寧に削り方を教えてくれました。

いきなり(自分で頼んだのですが)椅子の重要なパーツを削らせてもらえることで興奮してしまい、
うれしくて仕方ありませんでした!

初めて使う道具に苦労しながら、手本のパーツを見ながら必死に1つ1つ削っていきました。

時々分からない、不安なところに出くわすとケンのところに確認しながら削っていきました。



何年か前に以前の家具工場で初めて家具を作らせてもらったときの気持ちがよみがえって来ました。



                                初めて削ったNo 58、68 の笠木

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by astayatppmobler | 2010-12-13 16:20 | PPmobler滞在記