PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
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いよいよ車がPPの敷地に入っていきました。

駐車場は特に決まっていなく、敷地の奥の方から順々に入れていくようです。
私は車を降り、ケンの後をかなりドキドキしながら工場に入って行きました。


「ゴ・モーン」 ケンは同僚におはようと挨拶しながら入っていきます。

私も同じようにデンマーク語で挨拶しながら入って行ったのですが、
工場の人たちはあまり気に留める様子もありません。

研修生が来ることに慣れているのか、事前に聞いていた為なのか分かりませんが、
あまりのリアクションの無さに拍子抜けするくらいです。

2階のロッカールームに行って、
ケンから空いているロッカーを借りて作業服に着替え、また1階に降りて行き、
工場の突き当たりにあるケンがいつも作業をしている部屋に行きました。

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ここは機械加工が終わったパーツを仕上げをして組み立てる場所です。

私に家具作りの最終工程をさせてくれるようです。

当時はこの部屋にケンを含めて6~7人の職人さんが仕事をしていました。

私の作業台はお世話になったカイと向かい合わせの場所ということでした。
なんでもカイは体の具合が悪いということで今日は欠勤です。

この部屋の、この作業台でこれから3ヶ月間仕事をすることになります。


特に朝礼なども無く、
ばらばらと休憩室から来た職人さんたちはそれぞれの作業台につき、それぞれのペースで仕事を始めて行きます。

さて私の初仕事は何かと待っていると、ケンが誰かと相談しています。

話し終わってどこからか木のトレイをたくさん持ってきました。

今日の仕事はこのトレイのサンドペーパーをかけ、仕上げをするという事です。

あまりに簡単な仕事にちょっと拍子抜けしましたが、
PPの人たちは私の木工の実力がどのくらいなのか知るはずが無いので、
仕事の力量を見るということらしいのです。

たかがトレイ、されどトレイ。
気合を入れて仕上げ削りに挑みました。

やり方はNCというコンピューター制御で加工されたトレイの表面全体を
サンドペーパーをつけた電動式のサンダーという機械を手で持ってきれいにしていくだけです。

そう難しくは無いのですが、
細かいところなどはサンダーを上手に使わないとかえって形を崩してしまいます。

削る前にケンがトレイの木の色や節、傷などを見て使い物にならないと判断したものは
どんどんはねていきます。

私の目から見て「え、なんで?」というくらいの色の違いなども使えないと説明してくれます。

このトレイは生地仕上げといって特に塗料で塗ることも無いので、
小さな節や色むらなども隠すことが出来ないそうです。

もったいないなあと思いながらも一通り仕分け作業を終え、いよいよ削っていきました。

最初の1,2個は機械の使い方に慣れず、手こずってしまいなかなかスムーズに仕上がりません。

しかしここで手こずっていては先が思いやられます。
短時間で仕上げて、しかもきれいに出来るところを見せなければ
なかなか他の仕事をさせてもらえるはずがありません。


休憩時間が9時15分にあり、昼食は12時でした。
昼食をとった後も黙々と仕事を続け、気が付くと3時15分。終業の時間です。

もちろんまだ外は明るく、この時間に仕事が終わりということがなかなか信じられませんでした。


作業台の傍らには一日中削ったトレイの山が出来ていました。

最後にケンが見に来て、トレイを手に取り、ふんふんと頷き、OK!と言ってくれました。



                                       PPでの初仕事

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by astayatppmobler | 2010-10-05 10:17 | PPmobler滞在記