PPムブラー 滞在記


by astayatppmobler
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

<   2009年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧


「来てもいい」 ってどういうこと?


なぜ島崎先生に呼ばれるのかも、何について話しているのかも、
なぜ工場に戻っていくのかも分からないでいる私をよそに島崎先生は話し続けました。

「社長のソーレンがね、来年の夏からでいいならPPに来てもいいって言っているんだよ。

ただし労働ビザは取れないので3ヶ月間、研修という形だけどもそれでもいいかね?」


正直、この時私は気が動転していてきちんとした返事が出来ていたかよく覚えていません。

ただ、すでに諦めていたチャンスがまた目の前に来たということに
必死にただ一言返事をしたことだけを覚えています。


「もちろん、また来たいです。」


そんな話をしながら社長室の前までくると社長のソーレンが目の前に立っていました。


ソーレンは私に向かって何か英語で話していましたが、
興奮していた私はその内容のほとんどを理解できませんでした。

ただ島崎先生が言っていた来年研修という形でなら来てもいいということだけはわかりました。

頭が真っ白になっていた私はただ「イェス、イェス」とだけ繰り返し、
ソーレン社長にきちんとしたお礼もできずに島崎先生と共にバスに戻りました。


バスに戻ると、ツアー参加者から好奇心に溢れた目でいったいどうしたのかと口々に聞かれました。

実感のわかない私でしたが、
どうしてかは自分でも分からないが、来年PPで研修ができるようになったと説明しました。

参加者の人たちは興奮して、私以上に喜んでくれました。


こうして私のPPでの研修が突然に、そして思いもかけない形で決まりました。


次の見学場所へ向かうバスの中で、
わたしは今起きたことを把握しきれないまま、

これからどうなるのだろうとおもいながらPPのあるアレロッドの街並みを眺めていました。




                            社長室に合ったチャイニーズテーブルの模型

f0271949_16154227.jpg

[PR]
by astayatppmobler | 2009-06-30 16:12 | PPmobler滞在記
いよいよデンマーク家具研修ツアーも残り2日となりました。f0271949_15575195.jpg

今日の夜は大使館主催の晩餐会がチボリ公園内のレストランで行われます。
今からどんな料理が出るのかとても楽しみです。


朝早くユラン半島にあるホテルを出発した私たちは
PPムブラー社とフリッツハンセン社のある
コペンハーゲンの北部のアレロッドを目指します。

ツアーのはじめに訪れたPPムブラー訪問はこれで2回目です。

初めのときは面接の事で頭がいっぱいでゆっくり見てまわることができませんでした。

しかもPPで働くつもりでいましたので、僕は単なる見学者ではないんだ
という気持ちもあり、1枚の写真も取っていませんでした。

ですから今回は一見学者として、PPの工場見学を純粋に楽しもうと心に決めていました。


高速道路を降りると前に見たフェラーリのディーラーが見えてきました。

バスは前回と同じように住宅地の中の細い道を入っていき、
PPムブラーに到着しました。


工場内ではあちこち見ては写真を撮って、PP訪問を満喫しました。
f0271949_15592667.jpg
トイレの中のタオル掛けを見ておもわず写真を撮ったり、(笑)
社長室に入り込んであちこち見て写真を撮ったり、
前回見ることが出来なかったところを気の済むまで見てまわりました。


それは、もうこの工場には来ることが無いだろうなぁという気持ちからでした。

一通り工場見学を終え、三度会えたカイさんにも別れを告げ
工場の外で待つバスに戻ろうと、工場の敷地を出ようとしたときでした。


うしろから島崎先生が私を呼び止めました。

「稲垣君、ちょっといいかな」



多くの参加者はすでにバスに乗っているのに、
私は、どうしたんだろうという参加者の視線を背中に受けつつ
島崎先生と共に再び工場の中に戻っていきました。


一体何の用があるのだろうかと思っている私に
島崎先生は歩きながら小さな声で言いました。


「社長のソーレンが来てもいいって言うんだよ、、、。」


                                    PPムブラー 社長室

f0271949_1602993.jpg

[PR]
by astayatppmobler | 2009-06-30 15:55 | PPmobler滞在記
5日目の朝は小雨が降っていました。
f0271949_1510216.jpg
今日の最初の見学場所は、ツアーで初めての家具とは関係の無いところへ。

それはデンマークが生んだ世界的童話作家アンデルセンの博物館です。


アンデルセン博物館のあるオーデンセはデンマーク第3の都市ですが
首都コペンハーゲンに比べると、
とてもこじんまりとしていておだやかな感じです。



 f0271949_151043100.jpg

アンデルセン博物館は月曜日休館なのですが
特別な計らいで見学が出来るようになっていました。

近くのアンデルセンの生家も見学しましたが
室内のあまりの狭さにとても驚きました。


オーデンセ市内を散策した後私達は再びバスに乗り込み、
次の目的地のフレデリシア社に向かいました。


f0271949_1517739.jpg
   フレデリシア社はヨーロッパ大陸のユラン半島にあり、
   コペンハーゲンから高速道路を西へ西へどんどん進み、
   数時間かかって、やっと到着しました。

   ユラン半島にはウェグナーの生誕の地であるトゥナーの町がありますが
   今回の旅行ではそこまでは行きませんでした。


   フレデリシア社はデンマークでも有数の家具メーカーの1つです。
   ボーエ・モーエンセンをはじめ、有名な家具デザイナーがこのメーカーと
   協力して多くの素晴しい家具を作り出しています。
f0271949_15174136.jpg
   ここで、若手デンマーク家具デザイナーの1人
   ハンス・サングレン・ヤコブセンによるプレゼンテーションがありました。

   憧れの家具デザイナーとして働いている彼の公演を聞きながら私は、

   本当に自分も家具デザイナーになれるのだろうかという
   漠然としたとまどいを感じたのを覚えています。




フレデリシア社で昼食を取った後、椅子のコレクションで有名なトラポルト博物館を見学しました。

館内の収蔵品も素晴しいのですが、博物館の建っているロケーションがまた素晴しいのです。

デンマークに来てとてもよく感じることですが、
国中のどこに行ってもそれぞれの街に特徴があって、それぞれに美しいのです。

都会には都会の、田舎には田舎の美しさがあることを改めて強く感じさせられました。


この家具研修旅行もいよいよ終盤です。
明日にはまたコペンハーゲンに戻ります。




f0271949_1525773.jpg

[PR]
by astayatppmobler | 2009-06-11 15:08 | PPmobler滞在記